パーソルホールディングス株式会社様のキャリアオーナーシッププログラム「@(アット)」にて、埼玉県秩父郡を舞台とした2泊3日型のキャリア研修を企画・設計・提供しました。
※「@(アット)」:パーソルグループの社員が、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」をより豊かに実感・実現するための公募型キャリア支援プログラム。
| 研修概要 ・日時:2023年11月10日〜12日(2泊3日) ・場所:埼玉県秩父市・埼玉県秩父郡(横瀬町、皆野町、長瀞町) ・実施目的:不作を乗り越え発展した秩父から、活路を見出すために大切な自身の資源を発見する方法を探求し、自分の未来を描く 3日間のテーマ ■1日目 ・不作の地であった秩父がどのように活路を見出してきたかを学ぶ ■2日目 ・信仰の対象である武甲山を掘削し続ける葛藤を知る ・秩父の未来に向けたチャレンジを知る ■3日目 ・秩父での学び・気づき、自分の資源・大切なモノを踏まえ自分が実現したい未来を描く |
1日目:不作の地であった秩父がどのように活路を見出してきたかを学ぶ
1日目は、秩父一帯を見渡すことができる「Mahora稲穂山 展望エリア」からスタート。
秩父まるごとジオパーク主任推進委員 吉田健一先生の解説にて
・秩父地域は河川が深く水を引きづらい地形であったため、稲作に不向きで不作の地であったこと
・不作の地でありながら、桑栽培に着目した繊維産業(養蚕・秩父銘仙など)や、関東大震災後及び第二次世界大戦後のセメント需要に着目したセメント産業など、いまあるもの=資源を発見し創意工夫を重ねて産業を興してきたこと
などを学びました。

Mahora稲穂山:展望エリアでの吉田健一先生による秩父の地質学の解説
また、「広く遠くを見渡せるこの場所から、自分自身の現状を捉えてみよう」をテーマに、参加者同士の対話を行いました。

Mahora稲穂山:展望エリアでの対話
その他、
・長瀞町の国指定の名勝・天然記念物である「岩畳」での対話
・江戸時代の不作を象徴する「子殺しの絵」が残る菊水寺
・かつて養蚕の名所だった秩父に残る養蚕所「影森養蚕所」の見学を行う
など、秩父がどのように不作を乗り越えて発展してきたのかをフィールドワークで学びました。

約8500万年~約6600万年前(中生代白亜紀)から形成されてきた「岩畳」での対話

影森養蚕所で養蚕の見学
※地質上、農業での発展が難しかった秩父は養蚕業を発展させていった
2日目:信仰の対象である武甲山を掘削し続ける葛藤を知る、秩父の未来に向けたチャレンジを知る
2日目は、武甲山資料館の見学からスタート。

武甲山資料館から眺められる武甲山
武甲山は神霊が鎮座する山として古くから秩父地域の住民にとって信仰の対象でした。
一方、武甲山はセメントの原料となる石灰岩が採掘できるため、日々爆破・採掘が行われ、山肌が削られ岩面が露出した姿になっています。
「信仰の対象であった武甲山が日々爆破されていく…。」
「一方、武甲山の採掘が経済の支えになっている…。」
秩父・武甲山を取り巻く人々の葛藤について、実際に武甲山を訪れて学びました。

武甲山資料館見学の様子

埼玉県最大級の棚田「寺坂棚田」から眺める武甲山
また、2日目は秩父郡横瀬町の冨田能成町長、横瀬町役場まち経営課(自称:失敗推進係長)の田端将伸さんをお招きし、トークセッションを実施。
冨田町長、田端さん自身のこれまでのキャリアや、横瀬町が未来に向けてどのようなチャレンジをしているのか、お話いただきました。
なぜ横瀬町がチャレンジを続けられるのか?チャレンジの根源にある想いは何なのか?参加者は2人からの講話・対話に刺激を受け、自分のキャリア観・人生観を見つめ直す時間となりました。

横瀬町役場まち経営課 田端将伸さん

冨田能成町長とのトークセッション
3日目:秩父での学び・気づき、自分の資源・大切なモノを踏まえ自分が実現したい未来を描く
3日目は、2日間の秩父での体験をもって参加者ご自身の未来を描く一日。
集まってチェックインを行った後、参加者各自が自分の未来を自由に描くために自身を調える散策時間をとりました。
Mahora稲穂山の頂上に登ったり、近くの神社に立ち寄ったり、参加者同士の対話を行ったり…。
その後、参加者それぞれが今を見つめ、そこから先のご自身の未来を鮮やかに描き、今につなげていただきました。
最後に、山頂に登り、3日間の研修をチェックアウト。

3日間の気づき・感想を、一緒に時間を過ごした全員でシェアしあい、2泊3日の秩父研修を終えました。
秩父の自然のなかで、秩父を一望しながら、参加者それぞれが「こういうふうに生きていきたい」と語る場は、言葉では表せない素敵なエネルギーに満ちあふれていました。
今回の秩父研修を通じて、パーソルグループの参加者の皆様のキャリア観の探求に貢献でき、メンバー一同とても嬉しく思っています。
貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

【主催者】
パーソルホールディングス株式会社 グループ人事本部
樋浦 武志さん
忙しい毎日の連続や同じような環境ばかりだと、想い描く先の未来も時には霞んで見えづらくなることもあると思います。
もしそうなっているとしたら、それが晴れた先には一体どんな未来が見えるのだろうか?
今回は埼玉県秩父を舞台に、不作の地ながらも葛藤と工夫を繰り返しながら自分達の資源に目を向け発展した歴史と、そこに生きる人たちとの交流を通じて、その晴れた先に見える未来を描くための自身のキャリア観を探求する「地域体験型キャリアオーナーシッププログラム」を初実施しました。
未来を描くための大切な資源を見つめ直しその活かし方を再発見する今回の秩父プログラムは、自身の中でくすぶる葛藤や理想通りにいかない焦燥感などと向き合いながらも「どのような自分を生きたいか」を探求するとても純度の高い豊かな時間となりました。
プログラムを通して深めた対話のその先で分かち合えた言葉は、これからの幸せな自分を生きるキャリア観の拠り所につながると信じています。
またいつか皆さんと集まって、あれからのそれぞれを一緒に語り合えることを楽しみにしています。
秩父プログラムに関わってくださった沢山の関係者の皆さんと、出逢えた全てのご縁に感謝しています。ありがとうございました。
※今回の研修企画・設計・提供は、下記3社の協働にて行いました。
- 株式会社ピーワイ・農園 Mahora稲穂山 長谷川玲 中村怜生
- 株式会社BACK TAP 代表取締役 足立潤哉
- ブレイクセコンド株式会社 代表取締役 与那覇竜太

